> 以前の記事
2014年 02月
2013年 12月 2013年 09月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 > メモ帳
|
>
そういえば、水俣。
6月24日の水俣病大検診に、
病棟の師長さんと北海道民医連のメンバーで参加してきました。 今月で、救済申請が締め切られるということで、 潜在的な患者さんを、より多く掘り起こすための取り組みでした。 事前資料や診察のDVDもあり、当日以外も盛りだくさんな日々を過ごしました。 検診当日は、さらに盛りだくさんでしたけど。 検診は、 スタッフが836人(医師が142人) 受診数は1413人で、そのうち約90%で水俣病の症状を認めた、 と簡単な集計が出ています。 医学生さんもスタッフとして参加していたので、 旭川の学生さんも来たらいいのにと、横目で見ていました。 検診は、梅雨と台風の名残でかなりの大雨でしたが、 予定よりも早く終了しましたし、 時間と手間のかかる問診も無事に済んだようです。 水俣病は、 ・有機水銀に汚染された魚介類を摂取したこと ・水俣病の症状(末梢の感覚障害、こむら返りなど)があること で診断されます。 義務教育で習ったのは、 動けなくなる「重症」のイメージだけだったので、 つまようじを使った痛覚の診察で、四肢の感覚低下を認める方を診察していると、 自分の中の水俣病のイメージが、どんどん変わっていきました。 重症だと人数は少ないですが、軽症は人数が多いのが自然な疾患構造なので、 まだまだたくさんの患者さんがいるのだろうと感じます。 これに近いことを、 今日の夕方に、師長さんと報告会で発表してきました。 水俣に負けないくらいの大雨が降り、検診当日のような雰囲気を演出してくれました。 報告会には、たくさんの方が参加してくれて、驚きでした。 水俣病について、さらに知りたければ、 水俣協立病院に併設されている、協立クリニックのHPにかなり詳しく記載されています。 報告会も終わって、一安心です。 写真を載せられる前に、自らブログを書いてみました。 どうだ、田○さん!
by 1-jou
| 2012-07-05 21:33
|
ファン申請 |
||